ハンナ・アーレント(Hannah Arendt, 1906-1975)さんについては前ブログで何度か取り上げたことがある
ハンナ・アーレント 「精神の生活」 La Vie de l'esprit - Hannah Arendt (2008-12-07)
ハンナ・アーレントの墓 La Tombe d'Hannah Arendt (2010-02-15)
瞑想生活のある社会 La société avec la vie contemplative (2011-01-14)
ハンナ・アーレント 「精神の生活」 La Vie de l'esprit - Hannah Arendt (2008-12-07)
ハンナ・アーレントの墓 La Tombe d'Hannah Arendt (2010-02-15)
瞑想生活のある社会 La société avec la vie contemplative (2011-01-14)
先日、政治についての彼女の考えを聴いた
聞き手はギュンター・ガウス(Günter Gaus)さん
お二人とも煙草をやりながらのインタビューで、なかなか味がある
今の日本では大変なことになりそうだが、アーレントさんであれば何と論駁するだろうか
真剣勝負の迫力あるインタビュー
このような緊張感のある対話を観ることも少なくなった
今回印象に残ったアーレントさんの言葉をいくつか
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「私は政治哲学者ではない、政治理論の専門家である
哲学と政治はそもそも緊張関係にある
それぞれ静的な思考の世界と行動の世界にあるからだ」
「わたしにとって最も重要なことは理解すること、その思考過程が最も重要である
何かを言うため、影響を与えるために書くのではない、理解するために書いている
読者がそのように理解してくれるとすれば、最高の満足である」
「第二次大戦中の経験から、インテリはあらゆることの解釈を捏造することを知った
そしてお互いを批判しない
インテリの中では協力するが、その外とは関係を持たない
それがインテリというものの本質であることがわかった
それ以来、インテリの世界には一切関与しないことにした」
「英語もフランス語もやるが、ドイツ語は何物にも代えがたい
豊かな仕事は母国語からしか出てこない」
「ヤスパースが話し始めると、すべてが明快になる
彼ほど話すことに信頼を置いている人間を見たことがない
彼は理性と繋がる自由を理解していた
それが実践されている現場に居合わせることができたのである」
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