7月上旬、モンペリエで "ISHPSSB 2013" に参加した
International Society for History, Philosophy and Social Studies of Biology の隔年の会である
その中に、3月に出た本についてのラウンド・テーブルがあった
From Groups to Individuals: Evolution and Emerging Individuality (MIT Press, 2013)
科学者ではない哲学者がどういう立場で哲学するのかを明確にしなければならない
逆に言うと、一つの問題を論じる時にその立場が自ずと明らかになる
つまり
生物学に何らかの貢献をしようとして哲学するのか
生物学に何らかの貢献をしようとして哲学するのか
生物学の現場とは関係なく、自らの興味に基づいて哲学するのか
生物学を哲学するのは形而上学への問題提起を探るためなのか
生物学の哲学の存在意義をどこに見ているのかを考えよ、ということである
これは科学にいた者にとっては至極当たり前の問いになる
科学者が哲学を敬遠するのは、そこで何が行われているのかわからないことがある
たとえそれがわかったとしても、科学に役に立つのかという疑問が付いて回る
哲学など頭になくても科学者としては十分にやっていけるというのが普通の受け止めである
それ故、哲学をどういう立場でやるのかを問うことなしに科学にその必要性を説くことは不可能だろう
生物学者に対する哲学教育をどう考えるかという問題とも直結してくる
意外にも、科学者への教育は哲学の側の盲点になっているというのが今回の会での印象であった
生物学者に対する哲学教育をどう考えるかという問題とも直結してくる
意外にも、科学者への教育は哲学の側の盲点になっているというのが今回の会での印象であった
いずれにせよ、これらの問い掛けは何も生物学の哲学に限らず、あらゆる分野で求められることなのだろうが、、、
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