今朝は5時過ぎの起床。
少しずつ戻りつつある。
今日は日本で出会ったある光景を思い出した。
暑い東京の街中でのこと。
乙女二人が道に屈み込んで何かしている。
排水溝の蓋を開け、中を覗き込んでいる。
お一人の手には火ばさみのようなものが。
その先を覗き込んでみると、真っ黒な水。
どうされたんですか?と声を掛ける。
すっかり諦め切ったように笑いながら、カギを落としたんです。
確かに大変そうだが、それほど大きくもない。
何とかなるのではないか。
そう思ったが、怪しげな親爺には関わってほしくなさそうな雰囲気がある。
頑張ってください、と言って立ち去った。
あたりを小一時間散策して戻ってみると、まだ何かやっている。
向こうの方が気付いたようで挨拶してきたので、その後の経過を聞いてみる。
あれから人を呼んで水を抜いてもらったが、見つからなかったと溜息交じりだ。
こちらもなす術がなく、Bonne chance ! と言って別れた。
仕事をしている時にこんな会話をするなど、想像もできない。
「すべてが重要」 の今だからこその出会いだったのかもしれない。
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