Près de nous
Wolf Bröll (2010)
今朝、メールボックスを開けると日本からのメールが目に付いた
無事確認のお見舞いメールであった
日本のテレビ画面を見ていると、ショッキングなものに映ったのではないかと想像している
こちらに来てからは、テレビ・新聞のない庵暮らしである
世の中の動きには疎くなり、日本からこちらの状況を知ることが稀ではない
昨夜の事件も大使館からの連絡で知った
思い返せば、今年も同様の事件で幕を開けた
そして、今回の事件である
ひょっとすると、これは21世紀に特徴的な戦争の一形態になるのかもしれない
このような状況をどう生きるのか
政治には政治の役割があるだろう
それをわたしが考えても知的営みだけ、お題目だけに終わる可能性がある
寧ろ、日々何を考えて生きるべきなのか、という問いに向かう方が実効性があるのではないか
今回の事件の後では、いつ死が訪れるかもしれない世界にどう生きるのか、という問いに変容する
こう問いを立てることができれば、その答えは自ずと決まってくるのではないだろうか
いつ死んでも良いように生きること、とならざるを得ない
しかし、忘れがちなわれわれの生の本質とは、そもそもそういうものではなかったのか
しかし、忘れがちなわれわれの生の本質とは、そもそもそういうものではなかったのか
そう気付く時、哲学の遺産が視野に入ってくる
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