今朝、リールに到着
パリ北駅からは1時間で、あっという間だ
この地で Citéphilo という哲学の催しが開かれている
今年は日本の哲学が取り上げられている
フランスから日本の哲学はどのように捉えられているのだろうか
その感触を得るために参加することにした
リールは初めての町になる
コートなしで来たが、少々寒い
すぐに会場のリール美術館(Palais des Beaux-Arts de Lille)に向かった
フランスでこの手の会に行き最初に感じた印象がまだ健在である
それは、アメリカでは感じたことのない会場を包む「ビロードのような」とでも形容すべき雰囲気である
新たな世界に繋がる可能性を期待させる何とも言えないものなのだ
そんな中、オギュスタン・ベルク(Augustin Berque, 1942-)さんの開会講演を聴く
テーマは、日本人が見ている環境とその思想が日本に特徴的と言えるのか
ベルクさんの経歴を読んでみると、日本のフランス関係の方にはよく知られていることを想像させる
もともと科学(地理学)から始めているので、お話が理解しやすい
人間を環境の中にいる存在という視点で見ている
デカルトのコギトに見られるように、自己が最高の存在で環境が消えている世界を批判する
厳密な決定論を否定することになる
環境と相互に影響し合いながら人間が創られていくという視点を採る
そこで主に論じられたのが、以下のお二人
ヤーコプ・フォン・ユクスキュル(Jakob von Uexküll, 1864-1944)と 『風土』 の和辻哲郎(1889-1960)
包み込むようなソフトな語りだが、思わぬ結びつきに目を向けさせてくれる、わたしにとっては刺激的なお話であった
他にも、これからに繋がるお話が多数出ていた
充実した2時間であった
午後のセッションは少し遅れて会場に向かったが、満席で中に入れてもらえない
詰め寄ったが、セキュリティの関係で駄目だという
日本からの発表があるので残念であった
あとで France Inter で放送されるとのことで、引き下がってきた
今回は、係の方も驚く盛況
日本の哲学がこちらで注目を集めているという証左なのか
日本の状況はわからないが、相互に影響し合う関係になるとすれば悦ばしいことだろう
この欠落が何を意味しているのか、今はわからない
今回は、係の方も驚く盛況
日本の哲学がこちらで注目を集めているという証左なのか
日本の状況はわからないが、相互に影響し合う関係になるとすれば悦ばしいことだろう
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