今朝の空
ここ数日、ロバート・オッペンハイマー(1904–1967)についてのドラマ(1980年、BBC/PBS制作)を観ていた
1回が1時間の7回シリーズで、史実に忠実であろうとする意図が感じられ、見応えのあるつくりになっていた
激動の時代を生きた彼は、自らの人生を何と "Farce" (道化芝居)という一言で総括するシーンが最後に出てくる
おそらく、自分の意図したことが理解されず、政治の大波に攫われたと感じていたのではないだろうか
時代の空気、官僚機構、権力などの前では、大波に流されるままの木の葉のようである
以前に観たドキュメンタリーでは、同僚がこう言っていたのを思い出す
1回が1時間の7回シリーズで、史実に忠実であろうとする意図が感じられ、見応えのあるつくりになっていた
激動の時代を生きた彼は、自らの人生を何と "Farce" (道化芝居)という一言で総括するシーンが最後に出てくる
おそらく、自分の意図したことが理解されず、政治の大波に攫われたと感じていたのではないだろうか
時代の空気、官僚機構、権力などの前では、大波に流されるままの木の葉のようである
以前に観たドキュメンタリーでは、同僚がこう言っていたのを思い出す
「彼は全力で国に奉仕し、最良の形で仕事をやり終えた。そして、国はその彼を打ち砕いたのだ」
最早、このようなことがあったことさえ、記憶から消え去っている可能性がある
過去の中に入り、残されたものに触れ、良心と想像力を駆使しなければ過去は蘇ってこない
それは専門家にとっても至難の業になるのだろう
況や、「いま・ここ」に生きざるを得ないわれわれには手の届かない世界である
それゆえ、同じようなことを何度も繰り返すことになるのだろう
"The Day After Trinity" を改めて観る (2012-03-28)
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