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同じ研究領域で現在も活躍されている方が仙台におられる。田村、島の両氏だが、わたしがパリに移ってからも年1回は島氏の山荘で語り合う機会を作っていただいている。雨と強い風のこの週末、田村研の小林氏も加わり、貴重なお話を伺いながら時を過ごす。パリの精神だけの世界から距離が生れ、昔の肉体が少しだけ戻ってくる。
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今日は島ご夫妻の案内で被災地へ向かう。
山の端から昼の月が現れ、何かが起こりそうな気配を感じる。
山の端から昼の月が現れ、何かが起こりそうな気配を感じる。
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本当に不思議である。しばらくすると外国人が歩いているのが見え、島夫人はすぐにフランス人だと断定される。ヨーロッパ生活で培った勘だろうか。わたしがフランス語で挨拶するとフランス語が返ってきて、奥様の勘の正確さに驚く。車から降りてお話する。彼らは今は日本に住んでいて、被災地をこの目で確かめておきたかったとのことで気持ちが重なる。記念撮影をお願いした。
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数ヶ月前のこと。ある方からメールをいただいた。そのタイトルが "Fantastic!" となっていたので、怪しげなメールではないかと思い削除しようとした。しかし、気になって開けてみたところ、このブログに偶然辿り着いた方からの丁重なコメントがそこにあり、感激して読んでいた。若き日に哲学書を読み込んでいたが、最近は仕事に追われ思索の時間がなくなっていることをブログを読んで感じ、ご丁寧にもそのことを伝えていただいたのだ。
二度目の不思議なことは丁度この場所で起こった。島氏の携帯が鳴り、車を止める。お相手はパーティに参加中の田村氏で、わたしに話したいことがあるとのこと。携帯を取ると、わたしと話してほしい方がすぐ横にいるという。出てみると上のエピソードのご本人だったので、本当に驚く。次の仙台訪問ではお会いする機会が出てくるかもしれない。どこで人が繋がってくるのか、想像もつかない。
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今回わたしが見た範囲では手つかずのところはあるものの、かなりの部分の残骸は整理されているという印象を持った。その背後にはボランティアの方の寄与があるのかもしれない。上の写真は東京からの方々だった。
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今回、ご自宅が被災されたり、お風呂場をひとに開放されたり、お知り合いが命を落とされたりしたことを実際に耳にすると、遠くから抽象的な姿を想像していることとの落差がはっきりとしてくる。短い時間だったが、今後に何らかの影響があることを願っている。貴重な休日をこの訪問のために使っていただいた島ご夫妻には改めて感謝したい。
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