シャガール 「アレコ」 とアメリカ亡命時代 CHAGALL ET ALEKO (2006-08-19)
ルクセンブルグ美術館 - MATISSE: UNE SECONDE VIE (2005-06-27)
今どうしても、という気分ではなくなった。体力があればどうということもないのだろうが、最終日なので汗をかかないで済ませたいということかもしれない。ということで、ここでは心浮き立つニース市役所と昨日の美術館周辺を振り返っておきたい。




よい社会、正しい社会とは。共感と共有と感動とから適度な距離を取り、力を弄ぶことも感情の棄損もない関係や愛の活力と友愛を維持し、差異と多様性と意見の交換を尊重する共同体。ニーチェはニースに来てからそれまでに考えていたユートピアに目覚める。それは共感を持つ人たちを集めて自分のコロニーで自らの哲学を教えるというもの。ニースはヨーロッパのどこにもない光に溢れ、隠遁者の求めを満たすに充分な広さが安く手に入る。そこでヘレネス(Hellènes)の新しいアカデミーの建設を夢見ていた。古代ギリシャのエピクロスのジャルダンを彷彿とさせるユートピアである。
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